ドイツの床屋で髪を「おまかせ」で切ってみた

「百塔の街」プラハを後にして、ドイツ第2の都市、ハンブルクに来た。この街に来た理由は単純明解で、サークルの後輩ちゃんがこちらの大学に留学していて、会いたかったからだ。

 

ひろやす。相変わらずアツくてナイスガイ。一応後輩だが、人生においては色々と先輩だったりする。

 

さて、ドイツに到着したわけだが。当時のいちばんの欲望はビールでもソーセージでもなく

 

 

「髪切りてえ!!」

 

 

だった。

思えば、とよしまの髪の毛は3ヶ月以上伸ばしっぱなし。本当は帰国するまで伸ばしてオダギリジョーになる予定だったんだけど、床屋の孫というDNAがそれを許してくれなかった。

ぼくのような鼻の低い人間は、髪が長いとすぐにメガネがずり落ちてしまう。なによりウンコみたいな汚い服装でウンコヘアーを携えてヨーロッパの街並みを歩くことに、一種の申し訳なさを感じていた。

というわけで、ドイツにて髪を切ることにした。

ドイツの髪の毛事情

「ドイツで髪切ってもどうせ普通でしょ?」と思われる方も多いかもしれないが、同国の髪の毛事情はなかなか悲惨なようだ。

在独のみなさんのブログを見てみると、軒並み後悔のコメントばかり。「雑」「短すぎ」といった意見が目立つ。これも生産性No. 1国の宿命なのか…。

日本人美容師が経営するお店もあるようだが、当然ながらぼくには、そんなオシャレな店で切る余裕はない。若干ビビりながらも、ひろやす家近くにある床屋で髪を切ることにした。

いざ「おまかせ」で

 

オーダーも「おまかせ」でいくことにした。そもそも英語でどうオーダーすべきか分からないし、なにより面白そうなので。今回髪を切ってもらったのはこちらのお店。カットのみ10ユーロという格安床屋。事故の未来がプンプンするぜ…。

 

 

こちらBefore画像。守りたいね、この笑顔。

 

 

店内はこちら。案外まともそうだ。トルコ系移民が多い通りにあるお店なので、ぼくの担当もトルコ系のあんちゃんだった。

 

 

あんちゃんの髪型がまあまあいい感じだったので、「あんちゃんくらいで!」ととにかく連呼する。ぼくが日本人だと分かると、ひたすら「ジャポネェ〜〜〜」「ジャッキィチェン!ジャッキィチェン!!」と連呼する美容師。いや、おもんないで自分。(実を言うと、ジャッキーチェンを日本人だと思い込んでいる海外の方はわりかし多い。結構間違えられます。)

さて、いよいよカットだ。髪よけ用のクロスをかけるやいなや、美容師が取り出したのはなんとバリカン。

「え?髪洗わねえの?」
そう感じたころにはもう遅い。ファーストカットからバリカンの音が鳴り響く。

ウィンウィンウィンウィン!!

思い切りの良さが半端じゃない。これがドイツカットなのか。「ジャッキィチェ〜〜ン。ジャポネェ〜〜〜」そう呟くうちに、美容師はどんどんぼくのサイドを刈り上げていった。

 

思わずぼくも「ふおおおおおおおおお」と身を引いてしまう。これ、女の子がされたら泣くやつや。

 

サイドを立派に切られてしまった。続いて彼が取り出したのが霧吹き。ぼくを気にもとめず、前髪めがけて猛プッシュである。

前髪をビチョビチョに濡らされるやいなや、すきバサミを取り出す美容師。

 

チョキンチョキンチョキンチョキン!!「ジャポネェ〜〜〜!ジャッキィチェン〜〜〜!!」美容師、ノッてきたみたいだ。

 

すきバサミをすきバサミであると感じさせないほどに、彼はバッサバッサと、ぼくの前髪を切り刻んでいった。

「はい、おしまい!」所要時間10分。ヘアカットのテレビチャンピオンかなんかか、この床屋は。

After画像はこちら

ドイツの床屋は、とにかく勢いがすごかった。ちなみに美容師の彼は、会計の際にわざわざスマホを取り出してまでジャッキーチェンを紹介してくれた。いや、だから日本人ちゃうねんて。

そんな感じで出来上がったとよしまがこちら。

 

某のび○となった。

 

感謝