【読書メモ】SHOE DOG

 

 

こんにちは。

ずいずいずっころばしです。

 

ブログを書くネタというのも難しいもので、アウトプットを兼ねて書評を書いてみることにした。

1冊目は「SHOE DOG」。いわずと知れたスポーツブランド、NIKEの創業者であるフィル・ナイト氏が、自身の半生について綴った物語です。

 

「SHOE DOG」とは、靴の製造、販売、購入、デザインなど、靴の商売に関して病的なほどの熱狂をみせる、文字通り”靴にすべてを”捧げた人たちのこと。

 

スポーツブランド業界のトップとして、いまや日本では知らない人のいないNIKE。

ですが、その成長の裏側は苦労に次ぐ苦労の連続。

僕も正直、もっと華やかなサクセスストーリーを期待していたけれど、物語の大半は取引先とのトラブルや資金繰りなど、泥臭い描写が描かれてる。

彼もそんな日々のなかでの「ビジネス」について、以下のように語っている。

[perfectpullquote align=”full” bordertop=”false” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=””]”ビジネス”という言葉には違和感がある。当時の大変な日々と眠れぬ夜を、当時の大勝利と決死の闘いを、ビジネスという無味乾燥で退屈なスローガンで押し込めるには無理がある。当時の私たちはそれ以上のことをしていた。日々あららに50の問題が浮上し、50の即断を迫られていた。1つでも見切り発車したり、判断を誤れば終わるのだと常に痛感していた。[/perfectpullquote] [perfectpullquote align=”full” bordertop=”false” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=””]私たちはすべての偉大なビジネスと同様に、創造し、貢献したいと考え、あえてそれを声高に宣言した。何かを作り改善し、何かを伝え、新しいものやサービスを、人々の生活に届けたい。人々により良い幸福、健康、安全、改善をもたらしたい。そのすべてを断固とした態度で効率よく、スマートに行いたい。 滅多に達成し得ない理想ではあるが、これを成し遂げる方法は、人間という壮大なドラマの中に身を投じることだ。単に生きるだけでなく、他人がより充実した人生を送る手助けをするのだ。もしそうすることをビジネスと呼ぶならば、私をビジネスマンと呼んでくれて結構だ。 ビジネスという言葉にも愛着が湧いてくるかもしれない。 [/perfectpullquote]

 

僕らが思っている以上に、ビジネスを興すというのは甘い世界じゃない。

この本はそれを、力強い筆致で教えてくれる。

 

[perfectpullquote align=”full” bordertop=”false” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=””]これまで雇ったほとんどの者は基本的な能力を示してくれた。会計士を雇うのは、計算ができるからだ。弁護士を雇うのは話が達者だからだ。だが、マーケティングの専門家や製品の開発者を雇ったところで、何が期待できるだろう。何もない。彼らに何ができるのか、できることがあるのかすら予想できない。ではそこらのビジネススクールの卒業生はどうか。誰も好き好んでいきなり靴を売ろうとは思わないだろう。しかもみんな経験はゼロだから、雇う側は、面接での感触に賭けてサイコロを振るしかない。一か八かでサイコロを振っていられる余裕など、こっちにはないのだ。[/perfectpullquote]

これは大学を休学して旅にでる自分にとっては耳の痛い言葉だった。

結局は就活だってビジネス。企業側にどれだけ自分を雇うメリットを売り込めるかだよなあ。

こう言われると、何もスキルのない自分たちを雇ってくれる日本の就活って、案外素晴らしいのかもしれない。

このへんはまた考えてみようと思う。

 

 

自分の半生を顧みて、最後にフィル・ナイト氏が語る章がある。

驚いた。これほどの財をなした人でさえ、後悔することがあり、まだやるべきことがあるという。

 

自分なら、彼と同じ歳になった時、何を思うだろう。

とりあえず、ずっとワクワクできたらええなあ。

 

俺ももっとやれるなあと思える素敵な本です。

ぜひ、ご一読を。

 

[perfectpullquote align=”full” bordertop=”false” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=””]みんなに言いたい。自分を信じろ。そして信念を貫けと。他人が決める信念ではない。自分で決める信念だ。心のなかでこう決めたことに対して信念を貫くのだ。  [/perfectpullquote]